ドクターグリップ4+1を“革巻き化”する。
前回も書いた、ワタシの 一軍ボールペン ネタ。
今回はもうひとつの“推し”多機能ペン、パイロット社のドクターグリップ4+1改造のおはなしです。
Dr.Grip(ドクターグリップ)4+1がお気に入り。
4+1発売(2007年)
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4色のボールペンの他に、シャープペンシルがついた4+1(フォープラスワン)が発売。
とありますから、この4色ボールペン+シャープペンシルの多機能ペンは、販売を開始してから15年経っていることになりますね。
ワタシの過去の記録をさかのぼってみても、少なくとも2009年5月にはこのペンを使っていた一文が残っていました。
と。
それぐらい長く愛用しているマイ・フェイバリットな多機能ペンなのですが、これだけ長ーく使っているとつい気になってしまうのが、シリコンラバー製のグリップ部分。
シリコンラバーのグリップはだんだんと変色してしまったり、べとべとしてくるヒトもいたりして、あまり長期の使用には向いていないように思います。(※個人の感想です)
(ま。1000円前後の多機能ペンを10年以上使われても、メーカーさんも困っちゃうでしょうけどね。次が売れなくなっちゃうし。)
で。
今回はワタシの“推し”多機能ペン、ドクターグリップ4+1を革巻きに改造してみました。
作業工程とか、公開しちゃうぞ。
今回の改造で使用する、ワタシのレザークラフト工具たちです。
工具セットは、コロナ禍が日に日に閉塞感を深めていた2020年7月末頃、なにかインドアな趣味を始めようと買いました。
全ての工具をそろえる必要は無いかと思いますが
- 革に縫い穴をあけるための菱目打ち(ひしめうち)
- 革を手縫いする、専用の手縫い針
最小限、このふたつはあった方がいいんじゃないかと。
ちなみに革ハギレのサイズは、5センチ四方もあればOKでしょう。
まず最初に、革ハギレは39ミリ×38ミリに切りました。
あとはカットした革の5ミリ内側に、菱目打ちをプラハンマーで打ちながら、手縫い用の縫い穴をコンコンとあけていきます。
菱目打ちを使って、縫い穴をあけた結果がこんな感じ。
次は、ペンにカットした革を巻きつけ、端からぐいぐいと締めこむように縫っていきます。
“靴ひもを結ぶ感じで縫い合わせていく”というイメージでしょうか。
最後、端まで縫い終わったら、縫い糸の端を処理して、ドクターグリップ4+1“革巻き”バージョンのできあがりです。
どことなくセレブ感も漂う、握りごこち&高級感マシマシの多機能ペンになりましたね。(自画自賛ですわ)
以上。画像込みで(必要以上に)丁寧に、工程を解説してみましたが、レザークラフトの心得がある方でしたら、あまり難しくない工作だと思います。
前回の記事同様、こういった改造はメーカー保証の対象外となりますので、あくまでも自己責任でお願いしますね。
参考サイト