情報があふれている今だからこそ、あえてニュースアプリではなくfeedly(RSSリーダー)を使うのだ。(基本編)
-前回からの続きです。-
あらためて“ニュースアプリ”について。
ニュースアプリは、基本的に『毎日ネットから発信される
おびただしい数のニュースの中から、忙しいアナタのために
“コレさえ読んでおけば、みんなの話題についていけますよ”という記事を
選んで、手軽に読めるようにまとめておきますよ』というサービスですね。
その“誰かが(何かが)独自の価値判断のもとに整理したニュース”だけを
読んでいれば問題ないでしょ、という方に対しては、あえて否定しませんが
もしその整理された情報に、少しでも『ん?』と思うようなことがあれば
RSSリーダーを活用して、自分なりのニュース環境を
作り上げることもできちゃいます。
![選択のイメージ](https://plusd.biz/wp/wp-content/uploads/2016/03/20160317a.jpg)
偏った食生活で不健康になってしまうのと同様に、口当たりの良い情報とか
調理済みのやわらかい情報ばかり摂取していると、いざというときに
正しく情報を消化する力が衰えてしまいそうですね。
『ニュースを知るのに、ニュースアプリしか使っていない』というひとは
そのニュースアプリがどのようにニュースを選んでいるのか?ぐらいは
せめて、知っておいたほうがいいんじゃないかなと。※1
RSSとRSSリーダーの基礎知識。
そもそもRSSってなんですか?という方のために、ここでさらっと
RSSとRSSリーダーについての解説をば。
実はRSSっていくつか規格があるので、略す前の呼び名も複数あるんですが
たとえばRSS1.0という場合のRSSは、RDF site summaryの略です。
sumary(サマリー)は“要約”という意味ですから、site(サイト)を
要約するための、統一規格といった意味でしょうか。
みなさんも、特にブログなどでこんなアイコンや
こんなアイコンを、見たことがあるかもしれませんね。
これが、今見ているサイトがRSS情報を発信していますよ、というしるし。
(この情報のことをRSSフィードとも呼びます。)
このRSSフィードをコピペして、RSSリーダーというアプリに
更新が気になるサイトをひとつひとつ登録しておけば、いちいち
サイトそのものを見に行かなくても、各サイトの更新を知ることができますよ、
というしくみなんです。
※ちなみにRSSについては、以下↓のサイトの解説がわかりやすかったので
紹介しておきます。(?_?)な方は、こちらもどうぞ。
→ アイティメディアのRSSフィード:RSSとは
というわけで、このRSSを利用するためにはRSSリーダーというアプリが
必要になるのですが、私はパソコン上ではfeedlyというWebサービスを
そしてスマホ上では、gReaderというアプリを使っています。
![feedly](https://plusd.biz/wp/wp-content/uploads/2016/03/20160317c.jpg)
※feedly(フィードリー)のログイン方法や具体的な使い方については
すでに紹介しているサイトが数多くあり、“feedly 使い方”で検索すると
見つかりますので、ここでは割愛させていただきます。<(_ _)>
ちなみに私が調べたところ、以下のサイトの説明がシンプルで
わかりやすかったので、そちらを載せておきますね。
→ Feedlyの“超”簡単な使い方。RSS購読とは?いまだ知らない人へ | フクモリblog
公開。私がチェックしているRSSフィード(基本編)
最近は、ニュースをRSSで配信しているサイトも
だんだんと少なくなっているように思うのですが、そういった中でも
有力ニュースサイトをチェックしておけば、RSSリーダーは
ニュースアプリの代わりになりますね。
まずは基本編ということで、私がRSSリーダーに登録している
約20件のサイトのうち、特にカスタマイズとかをせずに
そのまま使っているサービス11件を、ここに紹介しちゃいましょう。
これらの、私なりの選択基準を挙げるとすれば
- 情報のソースが、ある程度しっかりしているもの。
- RSSリーダーとの相性が良いもの。
といったところでしょうか。
それぞれに、RSSフィードのリンクも貼っておきます。
- 【出勤前に天気のチェック】
-
エリアを選んで、各地の気象情報のRSSフィードを取得できます。
- 【ニュース総合】
-
定番的なニュースの配信元として、NHKの主要ニュースを選びました。
各記事が比較的コンパクトにまとめられていて、RSSリーダーで
読みやすいこと、そして画像入りのニュースが多いというのが主な理由です。 - 【IT関連のニュース】
-
IT関連のニュースは数多くあるのですが、その中から
老舗技術系ニュースサイトとして、ジャンルの幅広さがウリのGIGAZINEと
業界大手で定番ニュースサイトのひとつである、ITmedia ニュース
そしてWebデザインやアプリの知識がわかりやすく紹介されているCreiveの
3ニュースサイトを、私はチェックしています。
ちなみにGIGAZINEはライブドアニュース配信のものがおすすめです。
- 【趣味(文房具・手帳)のサイト】
- 【エンタメ/雑談系ニュース】
-
エンタメ/雑談系のニュースとしては
オリコンのサイトと、脱力系のニュースの多いロケットニュース24、
そして2ちゃんねる系ニュースの痛いニュース(ノ∀`)の3つをチョイスしました。
ORICON STYLEは公式のRSS配信が見つからなかったので、ニコニコニュースから
取っています。 - 【地元のニュース】
-
静岡新聞のニュースには、公式のフィードもあるのですが
そちらだと全国のニュースも一緒に配信されてしまいますので
私は、Yahoo!ニュースの地域版のフィードを登録しています。
付記。
※1 最近利用率の高いニュースアプリ ベスト10のうち
3つについては、そのアルゴリズム(算法)について触れた記事が
ネット上にありました。
ざっくりと言うと、編集担当スタッフがいて、人力で選んだ記事を
配信しているのがYahoo!ニュースとLINE NEWS、そして
ロボット(プログラム)がユーザーの行動を解析して記事を選んでいる、
いわば多数決型なのが、スマートニュースとグノシーということに
なるようです。
このあたりが、Yahoo!ニュースアプリの利用率が高い理由かもしれませんね。
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